渡辺浩二設計室 のブログ

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一昨年の 「床下潜入リポート」  (Click!)   、 昨年の 「床下探検記」  (Click!)   に続いての 「床下シリーズ第3弾」 は、それら床下への入り口である、床下点検口のご紹介です。


構造計画の際、1階床の基礎梁の区画ごと (=複数個所) に床下点検口を設けるような設計にすると、床下部分に人通口をつくらなくてもよいので、基礎梁の断面欠損を防ぐことができます。が、点検口に一般的な建材製品を用いると、意匠的には、アルミのフレームなどが 「妙に」 目立ってしまいます・・・

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そこで、上の写真のように、床板に鋸目を入れただけの、 「フチなし点検口」 を大工さんに作ってもらい、基礎梁の区画ごとに配置しているのですが、これならば、妙に目立つこともなく、意匠上の違和感もありません。点検口の (写真から見て) 上部中央に見える赤茶色の楕円形は開閉用のつまみで、主に木製建具などに用いられる、皮製の引手を流用しています。

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つまみを持って手前に引くと、思ったよりも軽く、断面に目をやると、仕上げ材 (杉無垢板15mm) と下地材 (構造用合板24mm) が、重なって層を成している様子がよくわかります。


一昨日できあがったばかりのこの点検口は、秦 (はた) 棟梁の力作です (ありがとうございます) 。